2020年01月23日
井戸ポンプの故障
カテゴリー │ポンプ
今回のご依頼は、井戸ポンプの故障です。
自動でモータが停止しなくなってしまったようです。

メーカーサービスに依頼して点検してもらい、故障診断してもらったようですが、不具合箇所の特定には至らなかったようです。
全国展開している修理専門の水道業者にも診てもらったようですが、ポンプの交換をお勧めされたとのことでした。
その後、当店にご相談くださり診断させていただく運びとなりました。
他社は井戸に問題があるようなことも言ってったようですが、水を汲み上げないこととポンプが止まらないことでは観点が異なります。
当店を含めて3社とも同じことを指摘したのは、ポンプの吐出側にバルブが無いことです。
井戸ポンプの設置に不慣れな方が施工されますと、ポンプの出口にバルブを付けることを省いてしまいます。
初期診断で、ポンプの故障なのか、あるいは配管の漏水なのかを切り分けたいので、仕切弁は必ず設けてもらいたいところです。
井戸ポンプの寿命も10年程度と言われていますので、本来なら交換をお勧めするところですが、長くは使わないようなことも申されましたので修理でのご対応となりました。
水が止まらない原因の一つに圧力スイッチの不具合が考えられますが、この型のポンプはそれが流量センサーに当たります。
部品価格が1万円前後と少々お高く、取り寄せて交換してから一か八かの結果判断となってしまいます。
流量センサーを交換しても直らない場合は、圧力タンクのゴム損傷を疑い、次にインペラ(羽根車)の摩耗での昇圧不足か、またはモータの回転不足、それらを制御している基板不良など・・・。
正常運転に至るまで、一つ一つ疑わしい部品を交換していくことになります。
その都度、部品代と工賃がかさみ、新品のポンプを購入したほうが結果安かった・・・なんてことにもなりかねません。
そのような心配もあり、幾らかでもお客様の負担が軽減できればと、当店所有の同型中古ポンプの部品を取り外して試験運転を行ってみました。

中古ポンプから流量センサーを取り外し組み付けたところ、正常運転を確認できましたので、当該部品の不良と判断し、部品発注をかけて納品後に再訪問させていただくご説明をさせていただきました。

ところが、日を改め新品の部品に交換したにも関わらず、症状は当初と変わらず自動停止ができない状態に陥ってしまいました。
お客様に事情をお話しして、中古の部品に組み戻して、このままご使用いただきますようお願い申し上げました。
取り寄せた新品の流量センサーのお代は、お客様がご負担していただけると仰っていただけました。

どうしても腑に落ちなかったので、試しに当店中古のポンプへ新品の流量センサーを取り付けて試運転してみたところ、正常に運転できましたので、さらなる別の問題を抱えていたことが予想されます。
私の見解としましては、羽根車の摩耗というよりは、センサーの信号を受け取る側の制御基板に問題があるような気がしてなりません。
ここから制御基板を交換するとなると、さらに部品代が2~3万円前後かかってしまいますので、工賃合わせたら新品ポンプが購入できてしまいます。
今回、中古の部品がマッチングした理由は定かではありませんが、何はともあれ相性が合ってくれたことで救われました。
10年以上ご使用になられた井戸ポンプは、修理よりも交換することをお勧めいたします。
S様
この度はご依頼ありがとうございました。
自動でモータが停止しなくなってしまったようです。

メーカーサービスに依頼して点検してもらい、故障診断してもらったようですが、不具合箇所の特定には至らなかったようです。
全国展開している修理専門の水道業者にも診てもらったようですが、ポンプの交換をお勧めされたとのことでした。
その後、当店にご相談くださり診断させていただく運びとなりました。
他社は井戸に問題があるようなことも言ってったようですが、水を汲み上げないこととポンプが止まらないことでは観点が異なります。
当店を含めて3社とも同じことを指摘したのは、ポンプの吐出側にバルブが無いことです。
井戸ポンプの設置に不慣れな方が施工されますと、ポンプの出口にバルブを付けることを省いてしまいます。
初期診断で、ポンプの故障なのか、あるいは配管の漏水なのかを切り分けたいので、仕切弁は必ず設けてもらいたいところです。
井戸ポンプの寿命も10年程度と言われていますので、本来なら交換をお勧めするところですが、長くは使わないようなことも申されましたので修理でのご対応となりました。
水が止まらない原因の一つに圧力スイッチの不具合が考えられますが、この型のポンプはそれが流量センサーに当たります。
部品価格が1万円前後と少々お高く、取り寄せて交換してから一か八かの結果判断となってしまいます。
流量センサーを交換しても直らない場合は、圧力タンクのゴム損傷を疑い、次にインペラ(羽根車)の摩耗での昇圧不足か、またはモータの回転不足、それらを制御している基板不良など・・・。
正常運転に至るまで、一つ一つ疑わしい部品を交換していくことになります。
その都度、部品代と工賃がかさみ、新品のポンプを購入したほうが結果安かった・・・なんてことにもなりかねません。
そのような心配もあり、幾らかでもお客様の負担が軽減できればと、当店所有の同型中古ポンプの部品を取り外して試験運転を行ってみました。

中古ポンプから流量センサーを取り外し組み付けたところ、正常運転を確認できましたので、当該部品の不良と判断し、部品発注をかけて納品後に再訪問させていただくご説明をさせていただきました。

ところが、日を改め新品の部品に交換したにも関わらず、症状は当初と変わらず自動停止ができない状態に陥ってしまいました。
お客様に事情をお話しして、中古の部品に組み戻して、このままご使用いただきますようお願い申し上げました。
取り寄せた新品の流量センサーのお代は、お客様がご負担していただけると仰っていただけました。

どうしても腑に落ちなかったので、試しに当店中古のポンプへ新品の流量センサーを取り付けて試運転してみたところ、正常に運転できましたので、さらなる別の問題を抱えていたことが予想されます。
私の見解としましては、羽根車の摩耗というよりは、センサーの信号を受け取る側の制御基板に問題があるような気がしてなりません。
ここから制御基板を交換するとなると、さらに部品代が2~3万円前後かかってしまいますので、工賃合わせたら新品ポンプが購入できてしまいます。
今回、中古の部品がマッチングした理由は定かではありませんが、何はともあれ相性が合ってくれたことで救われました。
10年以上ご使用になられた井戸ポンプは、修理よりも交換することをお勧めいたします。
S様
この度はご依頼ありがとうございました。
磐田市内の井戸ポンプの修理、交換のご用命お待ちしております。
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